孔雀捕物帖 音楽会編 6月27日(金)
校内音楽会の職員演奏の中で寸劇をしました。『水戸黄門』です。
台本と写真をご覧ください。

全員

 

♪じ〜んせい らくありゃ く〜もあるさ〜♪と一番を歌う。

(黄門を先頭に旅の一行が右から歩いて出てくる)
ナレーター ときは江戸、水戸黄門様ご一行は北国街道を北へ北へと向かった。
はちべえ
ご隠居様。ここは何という地ですか。
黄門
ここはな、はちべえ。信濃の国、祢津というところじゃ。
すけさん
この辺りには祢津小学校という素晴らしい学校があると聞きましたが。
かくさん

ご隠居様。休憩を兼ねて祢津小の子どもたちの様子を見に行きませんか。
はちべえ
行きましょう。行きましょう。何かおいしいものを食わしてくれるかもしれない。
おぎん


まあ。はちべえったら。食べることしか考えてないんだから。
(おぎんが、はちべえに体当たりする)
黄門
(祢津小に向かう。子どもたちを発見して)
おお。なんと素晴らしい子どもたちじゃ。いい姿勢で座っておる。
すけさん


どれ。あいさつしてくるか。どんな返事が返ってくるかな。
(思いっきり息を吸って)
祢津小学校のみなさん。こんにちは。
会場 「こんにちは〜!」(とても元気のいいあいさつが返ってきました。)
かくさん なんと素晴らしいあいさつだろう。日本中を旅して来たが、こんな素晴らしいあいさつは初めて聞きました。ねえご隠居様。
黄門 うん。うん。ところで、あそこにおる者は何をしているのじゃ。
(ステージ上の子どもたちに扮した職員が熱心にぞうきんで床を磨いている)
おぎん まあ。祢津小の子どもたちは、そうじも熱心ね。床がピカピカだわ。きっと、あの子たちの心も床のようにきれいなのね。
はちべえ ところでご隠居様。祢津小の給食は、とってもおいしいんだって。俺も食わせてもらえないかなあ。
黄門 はっはっはっは。はちべえには、かなわんなあ。
  突然、「ギア〜!」という鳴き声とともに孔雀が登場。孔雀は暴れまくり、掃除をしている子どもたちをつついていく。
そこへ、校長先生が投網を持って登場。
校長先生 おい。孔雀。かわいい祢津小学校の子どもたちをいじめるやつは、この私が許しませんよ。(投網を投げるが孔雀に逃げられる。)
孔雀は飛んで逃げ、校長先生に反撃し、しだいに追いつめていく。
黄門 すけさん。かくさん。命がけで子どもたちを守っている校長先生を見殺しにするわけにはいきません。こらしめてやりなさい。
すけさん
かくさん
(「はい。」と返事をして、孔雀に立ち向かう。ちゃんちゃんばらばら、ちゃんばらりん・・・・・。孔雀はやられてしまう。)
すけさん、かくさんにやられた孔雀 すけさんとかくさんにやられてしまった孔雀たち
黄門 すけさん。かくさん。もういいでしょう。
すけさん 静まれ。静まれ。
かくさん 静まれい!
すけさん
この紋所が目に入らぬか。ここにおわすお方をどなたと心得る。このお方は先の副将軍、水戸光圀公であらせられるぞ。
かくさん 頭が高〜い。ひかえおろう。
  孔雀は鳴き声を上げて、ひれ伏す。
黄門 さて孔雀。おぬしの悪行の数々、しかと見届けたぞ。長い間、この祢津小の子どもたちを苦しめて来たおまえは、断じて許さん。よって、
校長先生
お待ちください。黄門様。確かに私たちは、この孔雀に苦しめられて来ました。しかし、孔雀もはじめから悪人だったわけではありません。学校で美しい羽根を広げて、私たちを楽しませてくれたこともあります。どうか、寛大なお裁きを。
黄門 おい孔雀。校長先生があのように申しておる。これから心を入れ替え、祢津小学校の子どもたちのために生きていくか。
孔雀は鳴いて、頭をたてに振る。
黄門 めでたし。めでたし。孔雀よ、もう二度と小屋から飛び出すでないぞ。はっはっはっは。(一行は退場して行く。)
歌、二番を歌う。孔雀ももどっていく。
ナレーター それから、信濃の国、祢津小学校には、姿も心もやさしい孔雀がいると、誰からもうらやましがられるようになりました。

7月の孔雀  
2羽仲良く暮らしています。 ちょっと不仲かな?2世誕生はいつになるか。

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